家作りはどこにこだわりを持つか？……から始まると思います。
家づくりにこだわりのない方や、ただ住めればいいや……という方はおそらく建売やマンションを購入するでしょう。
自分好みの一戸建て住宅を建てたい方は恐らく、家づくりに対する思いが強い方なのではないでしょうか？
私は「南向きの玄関が真ん中にあって〇〇な外観がいい」というこだわりがあって外観の形を重視して間取りを決めたため、後々間取りで失敗したな～と思う個所がいくつも出てきてしまいました。
実際に住んでみると外観なんてほとんどどうでもよくなり、生活しやすさを考えると間取りを重視するべきだった……という後悔がありました。一度建ててしまえばそれらの後悔を背負いながら何十年……いやいや多くの方は一生涯、住み続けていかねばなりません。
私の場合、今になって考えることですが、間取りを重視しながら外観を理想の形に近づける……という考え方をすれば良かったと思っています。
家を購入することは一生に何度もあるわけではありませんので、できるだけ失敗しないで理想の家を建てたいものです。
自分の理想の家を実現させるためにも、何にこだわるべきか……またその優先順位はどうか……を今一度冷静になって、自分がこだわってる部分は本当に重要なことなのかどうかを、一生涯暮らすことを前提に長い目でみて判断をしていくべきだと思います。
まず理想の家を考えるにあたって、それぞれに「こだわるポイント」があると思います。
例えば……
- 外観をモデルルームみたいにおしゃれにしたい
- 来客時は和室を使いたいから玄関をはさんで分離したい
- 家事動線を重視した使いやすい間取りがいい
- みんなの顔が見えるように階段の位置をリビングにしたい
- 吹き抜けのある開放感のあるリビングがいい
- 部屋数は４ＬＤＫは最低限欲しい
- リビングは広くとりたい
- リビングを１階にするか２階にするか……
- 書斎がほしい
- ウォークインクローゼットや収納を充実させたい
- エレベーター付きの家がいい
- お風呂から坪庭が見えるようにしたい
……などなど、理想の家を建てるのに予算が余るほどあれば良いのですが、多くの方はギリギリでやりくりするものでしょうし、土地面積も限られていると思います。
あれもこれも……とやっていくとすぐに予算がオーバーしてしまいますし、あっちを実現させればこっちを妥協しなければ……なんてことも多々あります。
例えば……
- 和室を玄関をはさんでリビングと分離したら無駄に廊下が広くなってしまった
- 和室とリビングをくっつけておけばもっと広くなるけど玄関の位置が……
- みんなの顔が見えるからと、リビングに階段を付けたけど冬場に暖房の暖かい空気が全部２階に上がってしまいなかなかリビングが暖まらない
- 部屋を明るくしたい……と窓を増やしたけど夏が暑すぎる
- 開放感があるからとリビングを吹き抜けにしたら部屋数が少なくなった
- あの部屋この部屋、ウォークインクローゼット……などと部屋数にこだわったら、ひと部屋ひと部屋が小さくて使いにくくなってしまった。
- 家具の大きさや配置まで考えなかったから、置けると思っていた家具が置けなかった
……などなど、あちらを実現させればこちらの問題が…と、なかなかうまくいかないものです。
どうしてもここだけはこだわりたい……どうしてもこの部分は必要……という部分をしっかり吟味して、それによる妥協部分も合わせて理解しつつ決定していくと良いかと思います。
「あれもこれも実現させたい」と欲張ってすべて取り入れてしまうと、土地の広さや予算が限られている以上、すべてが中途半端なものになってしまいます。
例えば「１日の大半を過ごすリビングは広くて開放感のあるものにしたい」と思えば、他の部屋が欲しいからリビングを多少狭くするようなことは考えず、リビングの広さは絶対に確保し、あわよくばリビングの吹き抜けも考慮し、そのかわりに部屋数はあきらめる……という方向で検討したほうが良いということです。
実現させたいこだわりの部分は絶対に妥協せずに、なくても良いと思える部分を見つけることも失敗しない大事な方法です。
自分にあった間取りを作るには、まずは自分にあったハウスメーカーを選ぶことから始まります。
でもそこになかなかジャストミートできないので家づくりに後悔ができてしまうのです。
そうならないためにハウスメーカー選びのプロに相談したほうがグッと家づくりの成功へ近づきます。
そこで知っておくとラクに比較できる持ち家計画という一括で相見積もりがとれるサービスを利用してしまうことをおすすめします。
自分の好みの間取りや生活プランなどのこだわりを入力するだけで、何社か自分にあった建築会社を紹介してくれて相見積もりをとることができます。
ハウスメーカーと直接やり取りするわけではないので押し売りもなく、自分の要望を公平な立場で選択してくれます。
家づくりに関して自分ではわかっているつもりでも、実際にわかっていないことが多いものです。ある程度ハウスメーカー選びのプロに寄り添ってもらいながら決めていく方が後々の後悔がなくなります。
一生に１度の買い物になるくらいの大きな買い物です。広い選択肢の中から自分にあった最適なハウスメーカーを選びましょう。
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