注文住宅は「大手ハウスメーカー」「工務店」「設計事務所」どこに依頼する?

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注文住宅で家を建てたい……と思っている方は、どこのハウスメーカー・工務店に依頼したらいいか?……と考えることでしょう。

恐らく一番最初に思いつくことは「住宅展示場・モデルハウスを見に行こう!」……ではないでしょうか?

しかし住宅展示場のモデルハウスは、かなり大きなお屋敷と呼べるクラスの広い家なので、実際に建てる家のイメージとは少しかけ離れていることだけは理解しながら「外観・デザイン」「性能」「工法」「耐震性」「価格」……など、自分の好みに近い家3社くらいに絞ってみるくらいがちょうど良いかもしれません。

それぞれ家づくりをするのに「どこにこだわって、何に重点をおくか」……によってそれぞれの家庭に合う「施工会社」が絞られてきます。

 

まず一番最初の大枠を決めるのは「工法」をどうするか?……「鉄骨コンクリート」「2×4」「木造軸組み工法」どの工法を選ぶかです。

日本の建築の中で多く採用されているのは「木造軸組み工法」で価格もリーズナブルなものになっています。

「鉄骨コンクリート」は地震に強いですがコストが高めです。

木造でも「耐震性」を強みにしているところもあります

 

安さを売りに宣伝しているハウスメーカーもあれば、特徴のある「デザイン性」「性能重視」を打ち出している大手ハウスメーカ―もあります。

「性能」でいえば「断熱性能・気密性能」であったり「防犯性」に優れていたり……「家のデザイン」に惚れてしまって……などの理由で決める方もいるかと思います。

 

それぞれのハウスメーカーには、それぞれ得意とするものがあって特徴が分かれています。それを理解したうえで決めていくと良いかと思います。

 

また、建築業者は「大手ハウスメーカー」だけではありません。地元の「小さな工務店」や「設計事務所」に依頼するという方法もあります。

しかしこれだけ建築会社があると、どこに依頼すれば良いのか悩むことでしょう。

  • 「大手ハウスメーカーに依頼すれば安心かもしれないけど価格が高いのでは……」
  • 「地元の「○○工務店」に依頼すれば安いかもしれないけど、どれくらいのレベルの家が建つのか心配……」
  • 「自分のオリジナリティのある家を作りたいから設計事務所に依頼するべきなのでは……」

……などさまざまな思いや心配事があるかと思います。

そこで「大手ハウスメーカー」「工務店」「設計事務所」の特徴とメリット・デメリットをまとめて大枠を検討してみましょう

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大手ハウスメーカー

大手ハウスメーカーとは、誰もが知っていると思われる会社で、例えば積水ハウス・パナホーム・旭化成ホームズ・ミサワホーム・一条工務店・タマホーム……などですよね。

これらは全国区で展開している大きな建築会社です。

大手ハウスメーカーで建てるメリット

  • 会社の信頼度が強く安心して任せることができます。
  • アフターサービスが充実しており、倒産の心配もない
  • 標準装備されている設備のグレードが高く高級感がある家になる
  • モデルハウスのイメージ通りの完成した家をイメージすることができる
  • それぞれのハウスメーカーには、オリジナルの建築資材や建具・外壁があり、それらで家のブランドイメージを確立しています。それにより品質グレードが高く安定して、重厚感のある家が得られる

大手ハウスメーカーで建てるデメリット

  • 広告宣伝費・モデルルーム費・営業スタッフ人件費が建築費に上乗せされるので、建築費用がお高くなる
  • 規格物のパーツをプラモデルのように組み合わせて作るので、自由設計とうたいながらもできることにかなり制限があり、 自分独自のオリジナル設計の自由度があまりない
  • 規格が決まっているため狭小住宅や変形した土地への建築には向かない

大手ハウスメーカーが向いている方

家づくりにこだわりを持ち、工務店や設計事務所に建築資材や設備などのオプションをプラスアルファする予算を考えている方で、大手ハウスメーカーがそれと似たような「間取りプラン」や「建築資材」が標準装備されている場合、大手ハウスメーカーに依頼したほうが安くあがることがあります。

工務店は「基本施工料金」は安いですが、建売りレベルの建築資材が標準装備ですので、外装をレンガタイル貼りにするとかキッチンのグレードを上げるなどオプションをつけていくと大手ハウスメーカーより高くなることがあります。

工務店

工務店とはそれぞれの地域に密着して家づくりを担ってきた昔でいう大工(だいく)制度が発展したものです。大工の親方は棟梁(とうりょう)と呼ばれ現場を仕切ってきましたが、現在は工務店の社長という形で経営をしきる形になっています。もちろん社長自ら現場をしきることもあります。

社長をはじめ数人の大工と事務員で形成する小規模な会社が多いです。

工務店に依頼するメリット

  • ハウスメーカーより安く家が建てられる
  • ハウスメーカーより設計の自由度が高い

 

工務店に依頼するデメリット

  • 見た目は「建売住宅レベル」の品質になることが多いです
  • 見積もりが大ざっぱで完成後見積もり以上の請求がくることもある
  • 希望する設計・間取りプランに対しての良し悪しのアドバイスがあまりない
  • それぞれの工務店によって家づくりのセンスや力量に差がある。
  • アフターメンテナンスがあまりない
  • 倒産の可能性がある

 

工務店に依頼することが向いている方

工務店に依頼したほうがいい方は、見た目は「建売り住宅レベル」の家で十分である……と思う方で、間取りを自由に設計し建築費用を安くおさえたい……という方に向いていると思います。

建築資材や設備は、工務店から提示されるわずかな種類の中から選ぶことになりますので、結果、完成品は「建売り住宅クラス」のどこにでもあるような家になることが多くなりがちです。

「こだわりの家」や「特殊な間取りの家」を建築したいと思う方が工務店に依頼するには、間取りや建築資材・設備類など……さまざま家づくりに関する知識を得てないとなりません。

家づくりにこだわりがあって、オリジナリティのある家を建築したい方や、狭小住宅・変形した土地に建てる場合は、設計事務所がおすすめです。

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設計事務所

TV「ビフォーアフター」でおなじみ「匠」は「設計事務所」の方です。

個々の家庭に合った設計図面をゼロベースから作り上げてくれます。

 

設計事務所に依頼するメリット

  • 生活スタイルや動線、周辺環境や立地条件を考慮し、それぞれの家庭環境に合わせた設計ができる
  • 希望する間取りプランの設計にそってデザイン性から建築資材に至るまで、いろいろな設計アドバイスを受けて完全なるオーダーメイドの家が建てられる
  • 設計段階に時間をかけてくれるので細部までこだわった家ができる
  • 狭小地や変形地でもそれにそった設計アドバイスをしてくれる
  • 設計事務所が施工管理をするので、請け負う工務店は手抜き工事ができない

設計事務所に依頼するデメリット

  • 自分の好みと同じ感性をもつ設計事務所を探すのが大変
  • 建設地は自分で探さないといけない

 

タウンライフ家づくりを活用してみるといいと思います。もちろん無料です。

こちらを活用するメリットは

自分にあった「間取りプラン」をピックアップしてくれる

自分用のおすすめプランをいくつか見比べることができる

CMで有名な「スーモ」と同じようですが、注文住宅の場合「スーモ」は自分にあったハウスメーカーを3社ほど絞り込んで紹介してくれますが、「タウンライフ」はそれに加えて間取りの相談までのってくれます。

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